山梨県南巨摩郡早川町の西山温泉。静岡から2時間半。1号線ー52号線ー37号線と乗り継いで、最後に狭い・暗い・怖い青崖隧道を抜けると早川町。フォッサマグナをなぞるこの道は、温泉街道かもしれない。
705年藤原真人がディスカバーしたという。調べると真人は後の定恵、不比等の兄である。748年には、孝謙天皇(女帝)が、湯治に来た。枕元にここの霊泉が立ったという。
705年藤原真人がディスカバーしたという。調べると真人は後の定恵、不比等の兄である。748年には、孝謙天皇(女帝)が、湯治に来た。枕元にここの霊泉が立ったという。
途中、青崖隧道付近の、色付をはじめた紅葉。木洩れ日のように明るく黄色く色付いた桂並木を通る。
慶雲館。温泉は、極上。露天主体の6箇所の風呂も借景と溶け合って優雅。対岸にはフォッサマグナ(中央構造線)の断層。そんな中、芯まで届く温かさと、ほのかな硫黄の香りを楽しむ。
帰りは雨。煙った山並みと、沸き出る滝の歓送の中、山を下る。お土産は、温泉水と栃の実そば。
記憶に残る温泉である。
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